株式会社 熊谷聡商店 > うつわの杜 > 旬のうつわ > 秋の器 ~その1~
今年の京都は大文字の送り火を過ぎたあたりから、一気に秋の気配を感じられるようになりました。
耳が痛くなるような蝉の声はどこへやら、今ではすっかり鈴虫の音です。
そんな気配と共に始まる「食欲の秋」!
雅な京焼・清水焼の器を使って、視覚も味覚も(聴覚も触覚も)楽しみましょう。
芸術の秋にもぴったりの器たちを2回にわたってご紹介します。
今年は華やかな秋の商品がたくさん揃いました。
◇まずは新商品「菊がさね」「秋の音」シリーズです。
他にも不動の人気「萩がさね」「京の秋」「秋の風」シリーズなどもございます。
◇夏にはない秋の色というのがありますが、秋は渋い色ながら、色彩豊かな顔を見せてくれます。
※色味は一例です。
そんな秋色の器たちがこちら。
左上の「紫翠紋」は、その三島の繊細さが。
右上の「焼〆金彩三島」は焼き締めにバランス良く配置された金彩と三島が。
左下の「花いっちん」は交趾釉の瑞々しい色味とイッチンの技が。
他にも柿釉、粉引、色絵、白盛りetc. 様々な技法を駆使したうつわが数多くございます。
◇秋は月を愛でる季節。ウサギやフクロウをモチーフにしたカワイイ器はいかがでしょう。
ウサギは多産であることから子孫繁栄、長い耳は福を集め、飛び跳ねる姿は飛躍を表し、「月(付き)を呼ぶ」と云って、縁起物として重宝されています。
フクロウは「福来郎」「不苦労」、首がよく回るから商売繁盛、目が良いから先を見通すとも云われています。また風水などでは金運アップのお守りにも使われています。
どちらも非常に縁起のいいモチーフで、贈り物にも最適です。
そんな秋の商品を集めたカタログは、こちらからお楽しみいただけます。
次回は「秋の器 ~その2~」をお送りします。